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メタルフリーと金属アレルギー

更新日:2024年12月26日

武蔵境の歯医者 しらかば歯科の秋本和宏です。

人によっては金属によって金属アレルギーや掌蹠膿疱症、口腔扁平苔癬などを生じる場合があります。メタルフリーによって金属による全身疾患や審美性改善が行えます。現在では保険診療でも、多くの症例でメタルフリー診療が可能となってきました。

まずはご相談ください。

アレルギーallergy

現在、日本人の半数は花粉症を発症しており、何らかのアレルギーをもっている可能性があります。歯科・口腔領域でも歯科修復材料へのアレルギー(金属アレルギーなど)やグローブへのアレルギー(ラテックスアレルギーなど)、食物アレルギー(牛乳由来成分などへのアレルギー)、口腔アレルギー症候群、シェーグレン症候群(涙腺や唾液腺に生じる自己免疫疾患)、麻酔へのアレルギーなどが問題となっています。



Gell&Coombsのアレルギー反応の分類(1963)

Ⅰ型 即時型/アナフィラキシー型アトピー型気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、PIE症候群、食物アレルギー、花粉症、気管支喘息、アナフィラキシーショックなど ※反応が急激で激しい場合、アナフォラキシーという

Ⅱ型 細胞障害型/細胞融解型不適合輸血による溶血性貧血、悪性貧血、自己免疫性溶血性貧血AIHA、特発性血小板減少性紫斑病ITP、薬剤性溶血性貧血、願粒球減少症、血小板減少症、リウマチ熱、Goodpasture症侯群、重症筋無力症、橋本病、円形脱毛症、ウイルス性肝炎など

Ⅲ型 免疫複合体型血清病、全身性エリトマトーデスSLE、関節リウマチRA、急性糸球体腎炎、リウマチ性肺炎、過敏性肺炎、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症、シェーグレン症候群など ※過敏性肺炎=Ⅲ+Ⅳ? シェーグレン症候群=Ⅲ?Ⅳ?  アレルギー性気管支肺アスペルギルス症=Ⅰ+Ⅲ+Ⅳ? ※局所的なものをArthus型、全身的なものを血清病とよぶ

Ⅳ型 遅延型/細胞性免疫/ツベルクリン型アレルギー性接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、過敏性肺炎、結核性空洞、癩、サルコイドーシスの類上皮細胞性肉芽腫病変、天然痘・麻疹の発疹、ギランバレー症候群、金属アレルギー、薬剤性肺炎、シェーグレン症候群など。 ※過敏性肺炎=Ⅲ+Ⅳ?

Ⅴ型 Riottらにより提唱された分類。Ⅱ型から独立させたもの。Graves病(バセドウ病)、甲状腺機能低下症など。

 
 
 

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武蔵境の歯医者 しらかば歯科の秋本和宏です。 歯の修復に用いられる材料は、大きく金属(メタル)、レジン(樹脂)、セラミック(焼き物)に分けられます。歯科で用いられるジルコニアは焼き物として加工された二酸化ジルコニウムのことです。従来、セラミック素材は、見た目(審美性)、安全...

 
 
 

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